美容のトレンドは素肌の輝き

美容と水

美容のトレンドは「美容成分を補う」から
「リスクのある成分を避ける」へ

美容業界では長年、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドをはじめとする「美容成分」「保湿成分」を化粧品で補うケアが注目を集めてきました。技術の進歩により今では成分が肌の角層に浸透するように作られるなど、ナショナルブランドはもちろんプチプラな化粧品にも配合されるようになっています。一方で、2015年ごろから「すっぴん美人」「ノーファンデ」というトレンドも広がりを見せつつあります。メイクをしない、ファンデーションを使わないことで、肌本来のチカラを引き出し、素肌の美しさを育むという考え方です。これは、言い換えると化粧品に含まれている成分が肌に刺激を与え、肌荒れや毛穴の開き、シミや小じわといった悩みの原因となっているという意味でもあります。

市販されているほとんどの化粧品には、製品の状態を維持するために「界面活性剤」や「防腐剤」といった化学物質が含まれています。そして、これらが原因で肌の赤みや毛穴開き、小じわ、肌荒れなどのトラブルとなっている女性が近年、増えつつあるのです。「肌のために」と思って行うお手入れやメイクが、かえって肌にダメージを与えている可能性が注目されているのです。

ダメージリスクのある成分を使わないことで、
本当に美肌になるの?

肌ダメージが深刻な人ほど、「リスクのある成分を避ける」ことで肌の悩みやダメージが改善するといいます。花粉症の人が「花粉がなければ症状が出ない」ように原因物質を避けることが「健康だけでなく美容にも通じる」ということですね。とはいえ、防腐剤や添加物などの「肌にダメージを与える成分」は化粧品に限ったことではありません。花粉症の人が空気中に飛散する花粉で肌荒れや痒みを起こすように、洗顔や入浴をする際に使う水道水に含まれる塩素がダメージを与えている可能性も十分に考えられるのです。プールの後、髪がパサついたり、肌がカサカサした経験のある方も多いことと思います。屋外のプールの場合「日焼けしたのかな」と思いがちですが、プールの水には衛生管理の観点から、通常の水道水以上の濃度の塩素が投入されています。水を媒介した病原菌の感染を防ぐためにも、不特定多数の人が入るプールでは塩素による殺菌は必要ですが、これが「髪のパサつき」「肌のカサカサ」の原因にもなっているのです。

塩素は皮膚のたんぱく質を溶かす!?

塩素には病原菌を殺菌する働きがありますが、殺菌方法は「病原菌の細胞を破壊する」というもの。もちろん、破壊する細胞の種類を特定して分類しているわけではありません。塩素の入った水道水に触れたすべての細胞に「殺菌」と同じ作用をしています。肌表面のたんぱく質が塩素によって溶け出し、それが「かさかさする」という実感となって表れます。水仕事の頻度の高い主婦の手の湿疹を別名「主婦湿疹」と呼ぶように、水に触れる機会が多ければ多いほど、肌は荒れる可能性が高くなるのです。
当たり前のことですが、キッチン、お風呂、洗面所、トイレ……。家の中の水回りで使うすべての水はほとんどのご家庭で水道水を使用しています。つまり、水道水に塩素が含まれている以上、入浴や洗顔の度に体や顔も塩素によるダメージを受け続けています。かけ流しの温泉には「美肌の湯」と名高い名湯がたくさんあります。こうした温泉に入ると「肌がしっとりする」と感じる方も多いことでしょう。これは温泉成分による実感であると同時に、かけ流しの温泉は塩素による殺菌が行われていない、ということも影響していると考えられます。
水道水の塩素に触れることで、どの程度のダメージを受けるのかは、花粉症の人とそうでない人がいるように、個人差が大きいものでもあります。とはいえ花粉症がそうであるように、こうしたダメージは長年、塩素に触れ続けることで蓄積され、あるとき症状として顕在化します。今はとくに気になる症状やトラブルがないとしても、10年後のキレイのために今からできることを始めておきたいものですね。

家の水回りで使う水をすべて脱塩素する
セントラル浄水器

お料理や飲み物に塩素臭がすることを避けるために、キッチンに浄水器を設置している家庭は増えており、そのメリットを実感されていることでしょう。「お風呂にも浄水器を付けたい」という方もたくさんいらっしゃいます。そんな願いをかなえるのが「セントラル浄水器」です。ご家庭の水道の元栓部分に設置することで、家で使うお水をすべて脱塩素することが可能になります。空気を清浄するように、お水も浄水して使う。添加物や防腐剤のない化粧品や食品を使う。こうした「ダメージリスクのあるものを避ける」という考え方が「美容」「健康」のために有効であることが、今、ジワジワと広がりつつあります。

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